【取材】国内最大規模のパルクール専用施設はどのようにして生まれたのか?【 MISSION PARKOUR PARK TOKYO 】

こんにちは、トレポス編集部です。今回は東京都江戸川区に新しくオープンしたパルクールジム「MISSION PARKOUR PARK TOKYO」(以下 MISSION TOKYO) に行ってきました。このパルクールジムはクラウドファンディングサイトCAMPFIREにて、500万円以上を集めて話題になりました。今回は、そのクラウドファンディングを中心的に進め、ジムをプロデュースするmonsterpkの代表のYUUTAROUさんの取材をお届けします。

1. なぜジムを作ろうと思ったのでしょうか?

もともと、僕たちがパルクールを始めたての頃は砂場等でしか練習することができず、整った練習環境がほしいと思っていました。その経験から、自分が欲しかった環境を自分の世代で作り上げたいと思い始めました。

ストリートカルチャーの色が強いパルクールですが、その中でパルクールの屋内施設は怪我のリスクを抑えることができるなど、専用施設ならではの利点があります。そのような面を通して、パルクールが社会に受け入れられる一つのステップになれば良いと思いました。

また、自分と仲間が楽しみながら練習できる場所が欲しいという気持ちもありました。そのように考えていく中で、周りの人達の協力により加速度的に「パルクールジムをつくる」という夢が実現に近づくことができました。

このジムをプロデュースするmonsterpkの目標の一つに、パルクールを子供がしたいと言ったときに、親御さん達が快諾できるようにすることでした。体操や他の習い事のように、成長の糧になる習い事の一つとして考えてもらえるようにしたかったんです。パルクールで何かを目指したいというときに、その考えが認められるような社会を創っていきたいと思っています。

2.なぜクラウドファンディングで資金を集めようと思ったのでしょうか?

今回クラウドファンディングを使った目的は、資金集めよりも多くの人々に対して、MISSIONプロジェクトを発信することでした。今回のファンディングを通して、パルクールを知っている人はもちろん、パルクールのことを知らない人たちに対しても、僕たちの活動について知ってもらえる機会を増やすことができるというのが一番の理由でした。

大きなクラウドファンディングのサイト内で取り上げていただいたり、インスタライブなどを通して、僕たちの活動を多くの方々の目にお届けすることができました。MISSION TOKYOだけでなくパルクールのことを幅広い人に知ってもらえたのは嬉しかったです。

3. 今回のジムを作る中でこだわった部分はどこですか?

ジムの内装に関しては、動くみんながいろいろなことをできるように基本的なものは全部詰め込みたかったんです。なので、トランポリンやタンブリングも入れてみました。またパルクールはストリートのカルチャーから生まれているので、デザインに道路や標識などを取り入れてみました。室内で動く中でも、そういったカルチャーの根本も忘れないでほしいと思っています。

例えばジムの単管を組み合わせて作った部分は僕自身が結構好きで、掴まりやすいように細めの単管を選んだり、設置方法も屋外には無い組み方にして体験したことのない動きができるようにしました。

また安心してジム内で動けるように、男女別の更衣室の中には貴重品ロッカー設置し、更衣室の上に二階は親御さん達が見守れる場所をつくりました。

4.完成というゴールと、そこからのスタートで思うこと。

MISSION TOKYO はみんながパルクールを学べる場になっています。生徒さんはもちろん、僕達のコーチングに関しては昔からこなすような教え方ではなく、生徒さんと向き合って自分たちも成長できるように行っています。このような環境を与えていただいていることにいつも感謝しています。今は若い方が中心ですが、これからはお父さんお母さんなどの層にももっと経験してもらえたら良いなと思っています。レッスンは初回体験1000円で受けることができます。ぜひ、MISSION TOKYOに遊びに来てみてください!

注目情報

オープンジム通常1時間1000円のところが3時間2000円の学生パックあり
金曜日はレディースフライデーで女性のオープンジムは1時間500円

MISSION PARKOUR PARK TOKYO
〒132-0025 東京都江戸川区松江2-27-15
定休日 : 毎週火曜日
URL : http://www.missionparkourpark.com/
E-MAIL : info@missionparkourpark.com