こんにちは、泉ひかりです。
カナダのバンクーバーにて開催されたNorth America Championship 2019に行ってきました!ということで、1日目の現地予選・予選決勝に引き続き、2日目の準決勝の様子を紹介したいと思います。
そもそも、パルクールの大会ってなんぞやっていう人はコチラの記事もどうぞ。
スケジュール
1日目 →1日目のレポはコチラ
10:00- 現地予選 @Port Moody Stadio
17:00- 予選決勝 @Vancouver Facility(メインジム)
2日目
17:00- 準決勝戦 @Vancouver Facility(メインジム)
3日目
17:00- 決勝戦 @Vancouver Facility(メインジム)
2日目
2日目は、朝の現地予選があった1日目に比べ、比較的ゆっくりとしたスケジュールです。朝の11時に勝ち上がった選手たちはメインのジムに呼ばれ、写真撮影がありました。
その後、大会の準備のため一度ジムを出されます。ジムを開けないといけない時間は、大会中ジムに滞在しているトレーサー全員が外に出なければいけません。
準決勝 17:05~ @Vancouver Facility(メインジム)
今大会では、予選決勝から順位ごとに与えられる点数が加算されていくシステムです。なので、決勝戦である最終日のみ良い成績を残しても優勝になりません。
2日目のライブ配信はこちら↓
①スキル部門
スキル部門2日目は、制限時間が2分に縮まり、提示された5つのチャレンジのうち多くクリア、または全部クリアしたタイムが早い時間で順位が付けられます。
また予選と異なり、全員でチャレンジするのではなく、ひとりずつ順番に2分間のチャレンジタイムが与えられます。その間フィールドには自分ひとり。観客の視線が自分の方に集中している中での挑戦は精神的に来るものがあります。
女子は殆どの選手が2,3個クリアしたところでタイムアップになるところを、アメリカの選手Sydny Olsonが43秒残しですべてクリア。更に難易度が跳ね上がる男性のスキル部門は、オーストラリアのBrodie Pawson,イギリスのJoseph Henderson とTim Champion が共に3つクリアでトップに立ちました。
②スピード部門
スピードランのコースは前日に比べて、狭い高い細いなど、スキルを要する場所を通らなければいけないシビアなコースになっていました。前日同様1度しかチャレンジできないので、少しでも歩幅や足の位置を間違えたり、滑ってしまうと大幅なタイムロスに繋がり、スムーズに走りきった選手との差が開いてしまいます。
スキルチャレンジではSydnyに続いて4つクリアしたブラジルのCamilaが持ち前のスキルを活かし安定した走りを魅せましたが、前日1位だったアメリカのKasia Kilijanek 24.51でゴールし、1位をキープ。
コースの指定は男女ともに同じですが、女性が下をくぐるコースチョイスを男性の場合は、上を走って進むなど違った走り方が見ることができました。前日一位通過をしたオーストラリアのBrodie Pawsonは、みんなが手をついてヴォルトをする最後の障害物を飛び越し、会場を沸かせましたが、Joseph HendersonがBrodie Pawsonの0.12秒早くゴールし、トップに並びました。
③フリースタイル部門
フリースタイルのコースは1日目と違い縦長になっており、ジムの奥の高い位置から、観客の目の前に進んでこなければいけません。スタートの位置が決められているので、使いたい場所が遠いと移動する必要があり、人によってはフロウの組みにくいコースとなりました。
女性部門では日本から参戦していた山本華歩さんが2位になり、1日目の点数と合わせて4位で準決勝を通過しました。
1日中競技に集中しなければいけなかった1日目と違い、2日目は少ない人數で、しっかり事前練習ができたおかげか、しっかり実力を発揮し、いいパフォーマンスをする選手が多く感じました。3日目の決勝戦は更に条件が変わってくるので、毎試合、得意不得意にどう対応するかで勝敗が決まります。決勝戦はどうなるのでしょうか!次回もお楽しみに!